貴金属買取の豆知識 bits of knowledge

プリント基板とは?買取は可能?価格相場は?

電子機器に使用されているプリント基板。買取してもらいたいと思っている方もいるのではないでしょうか。プリント基板には、金・銀・パラジウムなどの貴金属が含まれるため、工業用スクラップの一つとして買取が可能です。
そこで今回は、プリント基板の買取にまつわる疑問を、プリント基板の知識と共に解説していきます。

プリント基板とは?

プリント基板とは、絶縁体の板の表面や内部に、電気回路の配線パターンを施し、その上に電子部品を取り付け、銅箔で配線を施した基板のことです。

英語で「Printed Circuit Board」と呼び、その頭文字をとって「PCB」と呼ばれます。

絶縁体の基板の表面や内部に配線のみが施され、電子部品が取り付けられていない状態のものを、同じくプリント基板と呼ぶことがありますが、一般的には電子部品が取り付けられたものを指すことが多いようです。

「プリント」の意味

プリント基板の「プリント」という言葉の意味は、諸説あります。例えば、絶縁体の板の表面や内部に電気回路の配線を「プリント」するという意味で使われることもあります。ただ、このプリントという言葉の意味は、さほど重要ではありません。

プリント基板の目的

プリント基板の主な目的は、電子回路を構成する電子部品同士を、電気的に接続することです。基板に配線と部品を配置して効率的に接続するのに優れています。配線が固定されていることから、誤配線の可能性が低く、大量生産をスピーディーに行うのに適しているといわれています。

プリント基板の構造と材質

プリント基板は、一般的に、電気を通さないエポキシ樹脂やフェノール樹脂、ポリイミド、ポリエステルなどの絶縁体の板に、IC(集積回路)や抵抗器、コンデンサ、トランジスタといった電子部品を固定し、銅箔で配線を施した構造になっています。

プリント基板の構造による種類

プリント基板には、さまざまな種類があります。その中でも、構造による種類をご紹介します。

片面基板…配線パターンや電子部品が絶縁体の板の片面のみに施された基板です。

両面基板…配線パターンや電子部品が絶縁体の板の両面に施された基板です。

多層基板…配線パターンを印刷した基材と絶縁体の板を交互に重ね、プリプレグという接着シートで接着して1枚の板にしたものです。パソコンや小型のAV機器では4~8層、大型コンピュータでは10層以上の多層基板が使われています。

フレキシブル基板…ポリイミドなどの変形させることのできる材料を用い、柔軟性を持たせたものです。折り曲げる必要のある箇所などに使われます。

ビルドアップ基板…コアとなる基板の上に薄い絶縁層と導体層を幾層にも積み上げたものです。実装の密度が非常に高いことから、携帯電話機や小型AV機器、モバイルパソコンなどに使われています。

プリント基板は買取できる?

プリント基板は、種類によって材質が大きく異なることから、一概には言えませんが、金・銀・パラジウムなどの貴金属が含まれていることがあります。

プリント基板には、銅やアルミニウム、鉄、ステンレスなどの金属も含まれますが、買取価格がどのくらいになるかといえば、金・銀・パラジウムなどの貴金属の量に応じて決まります。

つまり、買取額はプリント基板を精製・分析した結果、これらの貴金属が得られた量に応じて決まります。

プリント基板の買取価格について

プリント基板は、商品毎に含有されている貴金属量に違いがあるため、全て一旦お預りの上で精製分析を行い、後日含有されている貴金属を回収の上で御精算となります。
貴金属含有量にもよりますが、貴金属が高品位で含有されている場合は例えば、30kgのプリント基板をお預りして、500,000円で買取したケースも決して珍しくなく、まずはお客様お手持ちのプリント基板があれば、お気軽にお問合せを頂ければと思います。

K.G.B.(神戸ゴールドバンク)では、専用分析機材・精製装置を用いて高い貴金属回収率を実現しています。売却をご検討の方はぜひご参考ください。

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まとめ

「このプリント基板にはどのくらいの貴金属が含まれているのだろうか?」「この種類のプリント基板は売れる?」など、プリント基板買取に関するどのようなご相談でも、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

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