銀の特徴とその用途とは?
貴金属の買取を考えている中でそれぞれの貴金属の特徴や用途について気になった方はいらっしゃいませんか?
実は金やプラチナ、銀など貴金属によって特徴や用途が異なります。
今回は、その中でも銀に注目して特徴と用途をご紹介します。
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銀の特徴
銀の歴史
銀の歴史には諸説ありますが、「少なくとも紀元前4000年ごろには銀を造る技術があり紀元前3000年ごろには宝飾品として銀が使われていた」というものが銀の人類との関わりにおいて一般的な説であると言われています。
紀元前2500年ごろには現在の西アジアで灰吹法と呼ばれる、鉱石から金や銀を取り出す製錬方法が開発されており、銀は人類の発展に密接に関わってきたと言うことができます。
日本では1500年代ごろから石見銀山や生野銀山、院内銀山など開発が進み、1600年代前半には世界有数の銀産出国として当時の世界の銀生産量の3分の1を占めていたという記録も残っています。
しかし、他国の銀の流入や資源の枯渇から江戸時代ごろには日本の銀の生産力は著しく衰えてしまいました。
銀の性質
貴金属の一種として数えられ、室温における電気伝導率や熱伝導率、可視光線の反射率が金属の中で最大とされています。
金についで展延性の高い金属としても知られており、1gの銀は2200mにまで延ばすことができます。
金やプラチナと比べて銀のイオン化傾向はやや大きくサビが起こりやすいですが、依然として他の金属よりもさびにくいと言えます。
銀の用途
銀の用途は需要の高いものから工業用、投資用、宝飾品用、銀器用の4つに分けることができます。
工業用
電気・電子機器に使われる半導体などが工業用のなかでも銀需要の大部分を占めています。
そのほかにもデジタルカメラやスマートフォンの普及で需要が下がってきているフィルムカメラのフィルム、接合用、太陽電池などにも使われています。
投資用
銀は市場が小さいため金ほど投資用貴金属としての人気はありませんが、太陽電池など今後銀需要が高まるという予測から銀を投資用として扱う人が一定数存在しています。
宝飾品用
貴金属の中では値段が安く、美しいことから宝飾品としての人気があります。
銀器用
さびにくく比較的安価な性質を生かして銀器として広く使われています。
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まとめ
以上、今回は銀の特徴と用途をご紹介しました。
銀の買取をお考えでその特徴や用途が気になっていた方は、この記事を参考にして悩みを解決していただけると幸いです。