そもそも金の持っている特徴や用途とは?
みなさんは貴金属についてどのくらいの知識をお持ちでしょうか?
もし普段から貴金属を用いた資産運用や投資などをされている場合は既に知っているかもしれませんが、貴金属を扱う上で知っておくべき知識がいくつかあります。
そこで今回は、貴金属の中でも代表的な金の特徴、用途をご紹介します。
金とは
そもそも金と聞くと、現代ではオリンピックの金メダルや金をほどこした装飾品、金ぱくなどが代表的なものとしてあげられます。
金は光沢が美しい金属で、精錬の必要がない自然金や金鉱石と呼ばれる金を含む鉱石から取り出すことができます。
歴史的に富の象徴として扱われることが多く、物質そのものの価値が他の貴金属の中でも比較的高いことで知られています。
金の特徴
展延性
金は加工がしやすい金属であるという特徴があり、展延性の高さがその際たる例としてあげられます。
展延性とは物質がその素材を破壊されることなく変形することのできる度合いを示すもので、展性と延性に分けることができます。
金はこの展延性が金属の中でも非常に高く、つまりたたいて延ばすことができる展性は金ぱく職人の手にかかると背景が透けるほどにまで薄くなると言われています。
引っ張って延ばすことができる延性にも優れており、髪の毛よりもはるかに細く針金状に加工が可能です。
耐腐食性
金は金属の中でも特に腐食しにくいという特徴があります。
具体的にはイオン化傾向が低いことによって酸化還元反応が起こりにくく、さびが発生しにくくなります。
ただし他の素材と混ぜ合わせた合金の場合、手入れをおこたると腐食してしまうことがありますので注意が必要です。
金の用途
金の代表的な使用用途はやはり宝石や装飾品といった宝飾品が多くの割合を占めているようです。
宝飾品の次に多い用途が個人資産の運用です。
世界中で価値が共通なことが、金の資産価値を高めている要因であると言われています。
また、実は産業用として私たちの生活の身近にも金が使われています。
例えばこの記事をご覧になっているパソコンやスマートフォンにも微量の金が使用されています。
先ほど説明した展延性や耐腐食性に優れていることが、電子機器に応用しやすい理由であると推測されます。
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まとめ
以上、今回は金の特徴やその用途を展延性や耐腐食性、宝飾品や個人資産運用、産業用などの視点からご紹介しました。
金の買取を考えているという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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