ルテニウムとは一体なに?買取価格と共にご紹介
みなさんは何種類の貴金属をご存じですか?
金、銀、プラチナ、ダイヤモンド…などを思い浮かべる方は多くいらしゃると思います。
しかし、魅力的な貴金属は他にも沢山存在します。
その1つが「ルテニウム」です。
普段の生活ではまず耳にすることがないであろうこのルテニウムですが、実は日常生活に役立つ様々な役割を果たしてくれているのです。
そこで今回は、謎につつまれた貴金属であるルテニウムを買い取り価格と併せて詳しくご紹介します。
ルテニウムってなに?
ルテニウムとは貴金属の一種で、プラチナを作る際に生まれる副産物です。
副産物だからといって捨ててしまうわけではありません。
ルテニウムは融点・沸点ともに非常に高い上、優れた硬度を持っているためあらゆる場面で使われます。
その一例として、ルテニウムは万年筆の先端部分、ハードディスクドライブの容量増大のために使われる大変便利な金属です。
その他にもコンピューターやDVD、酸化剤など様々な用途に使われます。
ルテニウムは主に南アフリカやロシアに偏在しており、流通はやや不安定な面があります。
ルテニウムの買い取り価格相場はどれくらい?
それでは、このルテニウム、売却する際いくらで売れるのでしょうか?
実はルテニウムは、他の貴金属と比べ買い取り相場はかなり低い金額で推移しています。
2018年10月現在、1グラムあたり金が4000円台半ば、プラチナが3000円前後、パラジウムやイリジウムが4000円から5000円台後半で取引されている中、ルテニウムは1000円前後と他の貴金属と比べ半分から5分の1程度の金額で買い取られています。
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これから価格は上がるの?
ルテニウムの価格は現在1000円台で落ち着いていますが、今後高騰の兆しはあるのでしょうか?
結論から申し上げますと、今後ルテニウムの買い取り価格の急騰は見込めません。
2007年頃、ルテニウムがハードディスクの容量増大に有効だと発見された際には価格が10倍以上跳ね上がり、その後高止まりのまま推移しましたが、現在ではリサイクル法が確立されているため、需要の増大は見込めず、価格の高騰も見込みづらい状況です。
まとめ
ご覧頂いた通り、聞きなじみのない金属であるルテニウムは、生活のあらゆる場面で活躍してくれています。
しかし、いざ売却するとなると、今後の売却額の高騰は見込めないため、早めに売ってしまうのが吉でしょう。
ご自宅にルテニウムが眠っているという方はぜひ一度、買い取りサービスを利用してはいかがでしょうか。
K.G.B.(神戸ゴールドバンク)では、ルテニウムはもちろん、様々な種類の貴金属の買取を行っています。
買取を希望されている方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
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