ルテニウム、パラジウム、ロジウムの違いを紹介します
皆さん、貴金属についてご存知ですか?
代表的なものとして金やプラチナなどがあげられます。
また、ロジウム、パラジウム、ルテニウムもその仲間です。
しかし、ロジウム、パラジウム、ルテニウムはマニアックな金属なため、どのようなものに使用されているか知らない方も多いでしょう。
そこで今回はロジウム、パラジウム、ルテニウムの違いについてご紹介します。
特徴の違い
ロジウムの特徴
ロジウムは白金族に属する貴金属の中でも硬く、強い耐食性を持ち、王水にも解けない特性を持っています。
さらに、ロジウムは貴金属の中で最も高価で場合によっては金やプラチナよりも高くなります。
パラジウムの特徴
パラジウムは白金族に属する貴金属です。
プラチナと比べても劣らない白い輝きを持っており、貴金属での中でも軽く金の3分の2の比重となっています。
ルテニウムの特徴
ルテニウムは白金の生成時に副産物として得られるものです。
硬度が高く、高い沸点、融点を持つのが特徴として挙げられます。
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用途の違い
ロジウムの用途
ロジウムは非常に硬い貴金属で金やプラチナのように型を形成することができません。
そのため、ロジウムはよくメッキとして使われています。
アクセサリーなどの「ロジウムメッキ」または、「ロジウムコーティング」はこのロジウムが材料です。
パラジウムの用途
一般的な用途として歯科医で銀歯の材料として使用されています。
他にも、アクセサリーの材料となり、プラチナを使用したアクセサリーより値段が安く身に着けやすいアクセサリーにもなります。
また、プラチナのアクセサリーなどに加えるとより白く輝き、強度を上げる効果があります。
ルテニウムの用途
ルテニウムは銀白色の硬くてもろい貴金属で、主に万年筆のペン先などに使用されています。
また、プラチナの結婚指輪などに加えるとパラジウムと同じく強度を上げる効果があります。
しかし、パラジウムには金属アレルギーのリスク高いですが、ルテニウムは低くなっています。
そのため、金属アレルギーの方におすすめです。
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まとめ
パラジウムとルテニウムはプラチナの割金として使用されていることが共通していますが、パラジウムには軽いというメリットがあるものの、金属アレルギーを引き起こしやすく、金属アレルギーの方は注意が必要です
ロジウムはメッキやコーティングの材料として使われてることが多く、パラジウムやルテニウムとは用途が異なります。
今回はロジウム、パラジウム、ルテニウムの違いについてご紹介しました。
K.G.B.(神戸ゴールドバンク)では、ロジウム、パラジウム、ルテニウムはもちろん、様々な種類の貴金属の買取を行っています。
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