イリジウムとプラチナの合金ってどこに使われているの?
皆さん、イリジウムとプラチナの合金がどのようなものに使用されているかご存知でしょうか?
貴金属、レアメタルマニア以外の方々は全く知らないでしょう。
それどころかほとんどの人は「まずイリジウムって何?」という状況だと思います。
そこで今回は、イリジウムとプラチナの合金についてご紹介します。
イリジウムとは?
イリジウムは貴金属、レアメタルとして扱われており、全元素の中で2番目に比重が大きい金属です。
イリジウムはプラチナ精錬の過程で副産物として得ることもできますが、年間で4トンしか採掘できないとても希少な資源です。
イリジウムは隕石にも含まれており、興味深い金属でもあります。
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プラチナとは?
プラチナは貴金属、レアメタルとして扱われており、その化学記号はPt、原子番号は78です。
プラチナは非常に高い耐食性と安定性を持つ銀白色の金属で、特に高温環境や化学的に過酷な条件下でも優れた性能を発揮します。
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白金イリジウム合金について
白金イリジウム合金の特徴
白金イリジウム合金は高い耐熱性、耐食性持っています。
また、プラチナにイリジウムを加えることで強度を上げることも可能です。
このような優れた性質を利用して白金イリジウムは幅広い分野で使用されています。
白金イリジウム合金の用途
白金イリジウム合金はその高い耐熱性や耐食性または、その高い強度から接点材料、耐熱材、導電材料として使われています。
耐熱材としては改良が進められており、高性能化が図られています。
白金イリジウム合金の歴史的背景
白金イリジウム合金は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、標準原器としての用途を中心に広く研究され、利用されてきました。
特に、メートル原器としての使用は、国際的な長さの標準化に大きな役割を果たしました。
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結婚指輪の材料
白金イリジウム合金の結婚指輪の特徴
イリジウムはプラチナに混ぜることで結婚指輪として売られていることもあります。
イリジウムを混ぜた結婚指輪は強度に優れており傷がつきにくくなります。
また、この金属を使用した結婚指輪を扱っているところは少なく、とても希少な結婚指輪と言えます。
パラジウムVSイリジウム
イリジウム以外にもプラチナの割金として使用されているものの代表としてパラジウムが挙げられます。
パラジウムの利点としてその軽さがあります。
比重がプラチナの半分ほどしかなくボリュームのある指輪でも重さを感じることなく身に着けることができます。
しかし、パラジウムは金属アレルギーを引き起こしやすく、赤ちゃんを抱く際や身に着けている方自身に悪影響が出る可能性があります。
イリジウムは少し重いですが、強度にも優れており金属アレルギーのリスクも低く、おすすめです。
まとめ
今回はイリジウムとプラチナの合金についてご紹介しました。
イリジウムとプラチナの合金はアクセサリーにも使用されており、プラチナを混ぜることで強度を上げており、さらに、イリジウムは希少なため特別な結婚指輪を作りたい人におすすめです。