NYダウの下落
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- 2016.06.01
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昨日発表された4月米個人消費支出は+1.0%と6年8ヵ月ぶりとなる高い伸びを記録。
米早期利上げ観測が一段と強まったことで、ここまで上昇を続けていたNYダウが下落。米株価は景気回復期待が利上げ懸念を上回るということで買われていましたが、利上げによるダメージに無関係でいられるはずがありません。金利のつかない貴金属よりも利上げに対して鈍感だというだけで、追々影響は出てくるはずです。
一方で、NYダウが下落したことで逆相関関係になっている貴金属は上昇。1200ドルの攻防を一旦制した金は1215ドル付近で推移しています。
あまり大きなニュースになっていませんが、米利上げが現実味を帯びてきてからの中国経済の変調が気になります。中国株は大規模な空売り攻勢にあい、人民元も再び急落中。落ち着きを取り戻していたように見えた中国経済ですが、まだまだ脆い状況にあります。米利上げが大きな崩れのきっかけになるかもしれません。