ISMサプライズ
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- 2013.06.04
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昨日発表された5月米ISM製造業景気指数が49.0と市場予想51.0を大幅に下回る悪化。
サプライズともいえる数字の悪さに、米国の出口戦略で疑心暗鬼になっている市場は大きく反応しました。
ドルINDEXは82.5まで急落し、リスク回避として買われた円は一時98円台まで円高が進行。ドル高一服を受け、貴金属も全面高。金は1410ドル台まで急騰し、プラチナもロンミン社鉱山で組合員が射殺された事件を受け1500ドル手前まで急騰。
方向性がない中、値が飛ぶ展開が続いています。
しかし、ISMサプライズを受け、ドルは大きく下落しているにもかかわらず、金は前回と同じところで頭を叩かれています。今までの金ならこの状況で1450ドル付近までの上昇となるパターンでしたが、やはり現状の金相場の弱さを感じさせられる値動きです。
週末の米雇用統計を確認するまでは底値不安は解消できそうもありません。