IMFの援護射撃
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- 2013.06.15
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昨日発表された米経済指数は悪化。さらにIMFが2014年経済成長見通しを従来の3%から2.7%へ引き下げたことでリスク回避が強まりました。
来週のFOMCへ向けての警戒感が高まる中、不測の事態に備えてのポジション整理も始まっており、この状況では積極的な買いも入るわけはなく、ドル安でも貴金属は小幅反発に留まっています。
ボラリティの高い円は93円を付けた後、終値94.07円。円高一服とはいきません。
IMFは米国の年内の資産購入は正当との見解を示し、出口戦略への準備は慎重にするように米当局に求めたとのこと。仮に、今回のFOMCで量的緩和早期終了を示唆するような事になれば、リーマンショック並みの大きなネガティブサプライズとなるでしょう。特に中国を始めとする新興国に対してのダメージは甚大です。IMFとしては到底容認できることではありません。バーナンキFRB議長はヘリコプターベンの異名の通りイケイケの緩和容認派であり、今回は市場の期待に応え、混乱を収めるような内容になると思うのですが…。