GW前 日銀動く
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- 2012.08.20
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昨日はFOMCの微妙な結果に相場はもみ合いましたが、米新規失業保険申請件数が予想を上回る悪化を見せたことで、再度追加緩和期待が高まることになりました。
スペインが格下げされるも、市場は材料視せずリスクオン相場です。
貴金属も久々に大きく上昇しています。
先程、日銀金融政策決定会合で追加金融緩和決定。
概要は以下の通り。
資産買い入れ等の基金を65兆円程度から70兆円程度に5兆円程度増額した。長期国債の買い入れを10兆円程度増額し、期間6カ月の固定金利オペを5兆円減額する。
ETFは2000億円増額、J─REITを100億円増額する。
買入対象とする長期国債の残存期間は従来の「1年以上2年以下」を「1年以上3年以下」に延長する。社債についても同様に延長する。
基金の70兆円程度への増額は2013年6月末をめどに完了する。2012年12月末時点の基金規模は従来通り65兆円とする。
今回は白川日銀が頑張りましたね。
国債買い入れを5年とすれば最高でしたが、そこまでは無理でした。FOMCで米国が動かず、日銀の動きも制約されるかと思われましたが及第点の結果です。
この発表を受けて81円半ばまで円安に動いてはいるものの動きは限定的。欧米時間での反応が待たれます。
GW明けの市場は大きく様変わりしている可能性が大きいですね。