FRBメンバーは12月利上げに前向き
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- 2015.11.13
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昨日はFRBメンバーが相次いで発言。
イエレンFRB議長は金融政策について発言しなかったものの、その他メンバーは総じて12月利上げに前向きな姿勢を示しました。
特に注目すべき発言としては、ダドリー・NY連銀総裁の「金融政策の正常化を開始する条件は早期に満たされることは十分あり得る」という発言と、フィッシャーFRB副議長の「インフレ率は来年には1.5%上昇。中期的には目標の2%に到達する」という発言。
イエレンFRB議長に近いコアメンバーも足並みがそろってきました。
唯一、ハト派の代表格であるエバンス・シカゴ地区連銀総裁は利上げに慎重な姿勢を維持していますが、問題にはならないでしょう。
12月利上げに傾いている市場で、これまでならバランスをとるようなハト派的発言を交えてきたところでしたが、今回は市場の理解を追認するようなスタンス。よほどのトラブルがない限りは12月利上げの既定路線で間違いなさそうです。
12月利上げを織り込む市場ではズルズルと貴金属が下落いています。
金は一時1080ドル割れとなったものの、何とか小幅安で踏ん張っています。1070ドルを抜ければ大きな下落が待ち構えています。
そして、完全に底割れしているプラチナは870台まで続落。中長期的に見れば明らかに売られ過ぎですが、短期的な底はいまだ見えません。
一時的な反発もなく下げ続ける貴金属。為替のフォローも止まり、厳しい局面となっています。