FOMC通過後
- UPDATE
- 2016.03.18
- GATEGORY
- OTHER
FOMCでの利上げ見送り、年4回から2回への利上げ回数予想の変更とハト派的内容を受けた市場はリスクオン。
通常リスクオンは安全資産としての魅力後退ということで貴金属にってマイナス材料になるのですが、今回は貴金属にとって大敵の利上げが遠のいたということで貴金属も急騰。
金はFOMCへの警戒感から値を落とす前の1260ドル台に戻してきました。
イエレンFRB議長が追加利上げについて慎重な姿勢を示していることが確認されました。市場が恐れていた6月利上げ示唆もなかったわけですが、それでも年2回の利上げが予想されており、単純に6.7月と11・12月あたりが利上げのタイミングとすることも考えられます。市場の年1回という予想とFRBの年4回という予想の開きは縮まりましたが、それでも1回と2回では大きな違いがあります。今後の米景気動向次第ですが、あまり楽観的になり過ぎるのは危険かもしれませんね。
3/10からのECB理事会・日銀会合・FOMCという金融ビックイベントを通過した後の市場を再確認すると、金はドル建てでやや上昇となっていますが、円高が大きく進んだため、結果として国内価格はマイナスです。
ドル建て金価格はしっかりしている分、111円も割れてきた為替が心配です。