FOMC議事録は予想以上にタカ派
- UPDATE
- 2016.05.19
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4月FOMC議事録が公開され、大半のメンバーが、経済の改善が続いた場合は6月の利上げは適切になるとの認識を示していたことが明らかになりました。
4月FOMCは会見がなく、声明文のみでハト派的印象が強かっただけに、議事録内容は予想以上にタカ派的と受け止められます。また、イエレンFRB議長を除くメンバーからは相次いで6月利上げの可能性が示唆されていただけに、その発言を裏付けるような議論が行われていた事は確かなようです。
6月利上げが決定的になったわけではありませんが、見送りに市場が大きく傾いていただけに、修正幅も大きくなります。
ドルは急騰し、貴金属は急落。金は1255ドルまで約20ドルの急落。その他貴金属も歩調を合わせています。ただ、為替が日本GDPの改善もあり110円まで円安に振れていることで国内価格を支えています。
FOMC議事録の影響はまだ一巡しておらず、今日も余波が続くと思われます。ご用心を。