FOMC議事録の余波が継続
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- 2016.05.20
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FOMC議事録の余波が続く市場。
昨日発表された米経済指標は強弱ありましたがあまり材料視されず、タカ派的FOMC議事録からの6月米利上げ観測の織り込みが継続。6月利上げ見送りに市場の見解が傾いていた分、修正には時間が必要です。
最も金利に敏感とされる貴金属は当然のごとく続落。貴金属全般年初からのパフォーマンスがよかったこともあり、ファンドの利益確定売りも続いている模様。金は1250ドルを割れ、一時1244ドルまで急落しましたが、終値では1255ドル付近まで戻してきています。しかし、金ETF残高はこの状況でも増加しており、まだ粘りそうな雰囲気です。
そして今週末は伊勢志摩サミットを前にG7財務相・中央銀行総裁会合が仙台で開かれ、米利上げのキーマンであるイエレンFRB議長も来日中。他のFOMCメンバーからの6月利上げ発言が頻繁に飛び出す中、ハト派であるイエレンFRB議長の発言内容の変化に注目が集まります。