FOMC声明を控え
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- 2016.04.27
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FOMCの声明を控え警戒感が強まる中、昨日発表された3月米耐久財受注が市場予想を大幅に下回ったことでハト派的なFOMCになるとの観測が強まりました。
これを受けドルが下落し、貴金属・原油は上昇。また、為替についてはドル安ですが、追加緩和が意識される日銀金融政策決定会合を睨み円安に動く捻じれ構造と、国内価格に対しては追い風です。
いよいよ今夜はFOMC声明。懸念されていた中国経済&原油価格が比較的落ち着きを取り戻してきました。海外要因が沈静化する中、米国内の経済指標は悪化傾向(ただし、雇用情勢は堅調)。まだら模様は続き、一方的な解釈に傾くことは出来ない状況です。
現状は非常に危ういバランスの上に成り立っており、FOMCが誤った方向に踏み出せば大きく市場が崩れだす可能性が高いでしょう。慎重なイエレンFRB議長がそのリスクを負ってタカ派に動くとは考えにくいのですが・・・。