FOMC前に大荒れ
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- 2014.12.17
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FOMCの発表を前に、大荒れの市場。
昨日は欧州で各種PMIが発表され、軒並み強い結果となりました。
また、「相当期間」という文言を外すタカ派的FOMCとなる予想が優勢の中、文言維持のハト派がやや巻き返しを見せたこともありドル安。
一時的にドル安には触れましたが、利上げに最も近い米国という相対的な関係は変わらず、大きな流れでのドル高は変わりません。
そして、ドルへの資金回帰によりロシア・ルーブルに代表される新興国の通貨下落が深刻化。下落に歯止めがかからず通貨危機ともいえる状況になりつつあります。
円はドルの動向だけでなく、通貨危機懸念からの資金逃避に加え、選挙が終了したことによる材料出尽くし感から急速な円高への巻き戻しとなり昨日115.55円まで下落しました。
少し前まで年内125円の声もありましたが、米国が利上げスタンスを強めようとしているにもかかわらず逆目に動いています。為替は難しいですね。
貴金属は前日の急落に対しての自律反発で上げていましたが、勢いは長く続かず結果的には続落。安全資産としてホールドされている金の下落は比較的小さく、景気連動商品であるプラチナ・銀の落ち込みが激しくなっています。金とプラチナは再び等価になり、金と銀のGSRは76と高い数字。
今夜のFOMCでまだまだ大きく動きそうです。