FOMCサプライズ
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- 2013.09.19
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注目のFOMCは資産購入規模を維持。
緩和縮小には景気回復の更なる証拠が必要との見解を示し、確実視されていた緩和縮小は見送られることになりました。また、5月にバーナンキFRB議長は年内にも緩和縮小を行う可能性を示唆しましたが、昨日はあらかじめ決まった予定はないと発言しています。
9月の緩和縮小が見送られたことで、次のタイミングを探ることになります。有力視されるのは12月。しかし、今回のFOMCでの慎重な姿勢を見て、来年まで持ち越しとの見方も出ています。
ただ、一つ言えることは、市場が考えている以上にFRBは景気回復を懐疑的に見ており、緩和縮小の次に来る本丸である金利引き上げまでは相当の時間を有するという事です。当分米国だけでなく、世界的な金融緩和の流れは継続されます。
FOMCサプライズで萎縮していた市場は全面高。
NY株式は史上最高値を更新し、緩和縮小を見越して売り込まれていた貴金属も大幅反発。金は一気に約60ドル急騰し、1360ドル台まで回復しました。
FRB次期議長はほぼイエレン氏に決定でしょうが、米国はこの後すぐに債務上限という難問に直面します。貴金属は倍返しが期待されるターンになりました。