FOMCを前にリスク回避
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- 2015.01.28
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本日からのFOMCを前に警戒感が強まる市場。
3月までは利上げはないと明言されており、今回の注目点はFRBの市場認識。12月の時点では外的要因は利上げの妨げにはならないとしていましたが、そこから市場は大きく様変わりしてきました。原油は底なしの下落を続けてインフレ率は低下、スイスの対ユーロ上限廃止にECB量的緩和。中国の経済成長も鈍化しており、世界的な景気後退が心配される状況。これに米利上げが加われば、新興国を中心に壊滅的なダメージを受ける可能性があります。主軸通貨ドルを擁する米国の金融政策は世界に多大な影響を与えます。市場認識にも慎重な判断が必要です。
一方、昨日はNYダウが急落。米耐久財受注数が予想を下回り、米主要企業も業績悪化。リスク回避からNYダウは約300ドル下落。安全資産として下落していた貴金属が買われ、金は1290ドル台。FOMC次第で大きく動きそうです。