FOMCは追加緩和見送り
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- 2012.08.22
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今回のFOMCでもQE3・追加緩和策は見送り。
米経済の失速を認識しており、今後国債の追加買入れを行う可能性はあると従来からのスタンスは変わらず。
今回のFOMCでの追加緩和はさほど期待されておらず、本命の9月FOMCには含みを持たせる結果となりました。失望感も限定的なものですが、本音を言えばもう少し踏み込んだ表現が欲しかったところです。
しかし、9月FOMCでのQE3は厳しいように思えてきました。米国にとっての必殺技ともいえるQEは3発目で打ち止めでしょう。4発目はまずありえません。次がない分その使用にはより慎重にならざるを得ません。より大きな危機に対しての備えは必要です。
9月にQE3はなく、2014年から2015年までの金利据え置きの時間軸延長が本命と思われます。
本日はいよいよECB理事会。
何らかの措置は取られるはずですが、それが市場の高い期待値に適うようなものになるのかが焦点。
さまざまな予測が飛び交っていますが、蓋を開けてみるまで分かりません。米国から強いプレッシャーがユーロ首脳にかかっている様ですが、すべてはドイツの決断次第。楽しみに待ちましょう。
金は今回のFOMCでのQE3期待に対するプレミアムが剥がれましたが、1600ドルでしっかりとサポートが入っています。もともと高い期待が高くなく、次のECB理事会も控えているのでこんなものでしょう。今は日々の値動きより金曜の終値だけに注目したほうがいいでしょう。