FOMCでツイストオペの代替策は?
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- 2012.12.10
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週末のサプライズな米雇用統計後も何とか値を保った貴金属。
大幅な改善となった米雇用統計→追加緩和期待の後退→急落というフローが通常ですが、流れに逆らいました。中身を検証すると米雇用状況は数字ほど改善しておらず、金融政策にさほど影響はなしとの見方が強かったためです。
そして11~12日に開催されるFOMCに対する警戒感も貴金属を支えています。
財政の崖問題は大きな不安要素ですが、今のところ雇用統計も含めた経済指数は安定的であり、株価も堅調。期限切れを迎えるツイストオペに替わる緩和策が注目されていますが、今回はツイストオペに対する補完的なものに留まり、発展的な追加緩和まで拡大される可能性は低いです。
それでもツイストオペの代替策が発表されれば、不確定要素が一つ消えることとなるので相場はリスクオンになりそうです。
問題はツイストオペ終了に対して、何の代替策も示さなかった場合。この場合は大きな失望を誘いそう。