EU ノーベル平和賞受賞
- UPDATE
- 2012.10.13
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特に大きなニュースのない中、貴金属はずるずると値を下げて週末を迎えました。
結局、金は終値1754.3ドルと大きく値を下げました。プラチナも1650ドル、銀33.48ドルと先週末の米雇用統計以降、ダウントレンドとなってきました。
世界経済の減速感と欧州債務問題の2大懸念。けん引役となる中国も息切れ、QE3を発動した米国も財政の崖問題で他国どころではない状況。行き場のない閉塞感が市場を支配しています。
暗いムードの中、なんとEUがノーベル平和賞を受賞。大陸の和解と民主主義の達成に大きく寄与したことが授賞理由とのことですが、背景には困難な状況を迎えているEUへの激励の意味も込められているとのこと。
これでEUとしてはギリシャの離脱を容認することができなくなったのではないでしょうか?また、EUがより注目されることになり、スペインなどの債務国を簡単に切り捨てることも難しくなったと思われます。
来週は18日にEU首脳会議が予定されています。ここがスペインの支援要請リミットといわれていました。ノーベル平和賞受賞の影響もあり、経済的にも平和な解決に結びつけばよいのですが…。