EU首脳会議は失望
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- 2012.10.21
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週末首脳会議が終了。
ユーロ圏の銀行監督一元化へ制度づくりしていくことが決まりましたが、市場の関心事であるスペイン支援への進展はなし。
当事者であるラホイ・スペイン首相は「救済に関して決定を下していない。救済を求める圧力も感じていない」と相変わらず危機感のない発言を続けています。
またしても先送りされたスペイン問題。スペイン地方選挙の結果によっては翻意する可能性もありますが、大きな期待はしない方が賢明かもしれません。
今回のEU首脳会議でスペインの動きを期待していた市場は失望からリスク回避。
米国での企業決算もさえない結果が続いていることもあり、下げ幅を広げています。
金も一時1715ドルまで下げました。低調な1週間となりましたね。
為替は日銀の追加緩和観測もあり79円台まで円安に進み、貴金属国内価格の下落を緩和しています。
欧州はスペイン次第。米中は政権が変わるまで動きが取りづらいところです。
暫く調整相場は続きそうです。