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ECB理事会と対照的なFOMCに対する期待

UPDATE
2012.08.22
GATEGORY

昨日は特にイベントもなく、FOMC・ECB理事会を控えポジション調整の様子見。
ここにきてECB理事会への期待が高くなりすぎていることに懸念の声が出ています。
ドラギECB総裁発言や独仏首脳会談でのユーロ防衛への強いメッセージに市場の期待は否が応にも高まりましたが、それは同時に政策へのハードルも上げたことになります。
市場は国債の買い入れなど欧州版QEともいえる内容までも期待しています。本当に欧州版QEが発表されれば目先の欧州危機は大きく後退することとなるでしょう。
しかし、そこまで思い切った内容にドイツの同意が得られるのでしょうか?
また、仮に欧州版QEに踏み切った場合でも、ドイツが譲歩する裏にはもっと大きな危機に対応するためとも考えられます。スペインが金融だけでなく財政支援を求めてくるのは時間の問題であり、さらにはフランスまでもが爆弾を抱えているとの話もあります。
疑いだせばきりがありませんが、いずれにしろ今回のECB理事会で抜本的な解決までは望めません。

ECB理事会に先立って本日より開催されるFOMCは、ECB理事会とは対照的に期待値が低い状態。
QE3は9月のFOMCでの発表がメインシナリオとの認識が浸透しており、何らかの金融緩和があればグットサプライズになるでしょう。


金は1670ドルの壁を意識した1620ドル付近で一服。1670ドルを突破できれば次なる節目1800ドルまでは値が飛びやすい状態。QE3プレミアムはほとんど乗っていないと思われるので、FOMCでの下落は限定的でしょう。
金曜日の米雇用統計も踏まえ、イベントが一巡するまで全体的な方向性は出ません。

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