ECBは緩和見送りも次回に期待膨らむ
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- 2014.12.05
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注目のECB理事会は現状維持の緩和見送り。
ドラギ総裁はユーロ圏経済の見通しを下方修正し、原油価格の下落によるインフレ率の低下の可能性を指摘。そのうえで、来年初めの理事会で金融政策を見直すとし、量的緩和についても決定には全会一致の必要はないと発言。
つまりは1月の理事会で追加緩和に踏み切ることを半ば公約し、量的緩和も強固な反対派であるドイツを押し切って進めるという事。本当に実現できるのか懐疑的ですが…。
緩和見送りに市場には一時失望が広がりましたが、ドラギ総裁の追加緩和に対する強いメッセージを受けユーロは上昇し、ドル高は一服。この間隙をぬって円は7年4か月ぶりに120円突破。
貴金属は前日の上昇と、雇用統計を控えていることもあり小動きでした。
今夜は雇用統計。
23万人増と強い数字が予想されています。最近、貴金属市場は素直に反応しなくなってきている傾向もあります。今回はどちらに動くことになるのでしょうか?