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ECB理事会は追加緩和見送りの現状維持。

ドラギ総裁はユーロ圏景気回復に対するリスクはなお下向きとし、必要であれば理事会全員が一段の措置を講じる用意があり、それに備えスタッフに追加策の準備に着手するよう指示したと明らかにしました。

12月の理事会での追加緩和発表を強く意識させ、報道にあったECB内部の対立もないことを強調した発言内容。これを市場は素直に好感しリスクオン。

ECB理事会後からユーロ安が進み、ドル高円安。ドルINDEXは88を越え、90という大台も見えてきました。円は115円台に利益確定売りの強い抵抗があるようで、今までのように突き抜けません。

ここまでは理屈通りでしたが、セオリー通りならドル高で下げるはずの金・銀は抵抗を見せ、前日とほぼ同じ水準とがんばりました。急落に対して一旦戻りを入れる展開なのでしょうか？いずれにしてもまだ本格的な反転攻勢とはならないでしょう。

本日は米雇用統計。悪いはずがないという状況ですが、こういった偏った状況の時ほど逆目に出るのが雇用統計。今回はどちらに転ぶのでしょうか？