9月米利上げ観測後退で貴金属は急騰
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- 2016.09.07
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米利上げ時期が不透明感を増す中発表された米8月ISM非製造業景況指数は、51.4と市場予想55.0を大きく下回る6年半ぶりの低水準となりました。
先日発表されたISM製造業景況指数も節目となる50を割り込む低調な結果となっていた事もあり、堅調だと考えられていた米景気回復に疑問符が点灯。さらに雇用指数も予想を下回ったことで9月米利上げ観測は大きく後退。
しかし、FRBメンバーが腹を決めれば9月利上げを正当化できる状況にはあります。ただ、慎重なイエレンFRB議長が大きなリスクを取って利上げを決断できるかと考えれば、答えはNoでしょう。
9月米利上げ観測が大きく後退したことで、市場は素直にドル安。貴金属は急騰し、円は101円台まで円高が進みました。
次のビックイベントは9/20・21のFOMC。同日行われる日銀金融政策決定会合も紛糾必至。しばらく思惑で相場が動きそうです。