9月米利上げとギリシャ問題
- UPDATE
- 2015.06.12
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先ずはギリシャ問題。
昨日、独仏首脳とチプラス・ギリシャ首相が会談を行いましたが、交渉加速での一致はあったものの具体的な進展はなし。
また、IMFはギリシャ支援協議でなお大きな隔たりがあるとして交渉団を引き上げ。交渉決裂ではないのですが、S&Pはギリシャを格下げするなど、不透明感が強まっていることに違いありません。
依然強気の姿勢を崩さず楽観的な債務者(ギリシャ)に対し、危機感をあらわにする債権者(ユーロ・IMF)。先の見えない協議が続きます。
一方、米国では5月米小売り売上高が発表され、+1.2%と市場予想+1.1%を上回るとともに4月分も上方修正。一段と9月利上げ観測が高まり、ドルが反発。
ドル高に押された貴金属は下落となっています。
また、黒田発言から122円半ばまで円安に振れていた為替は、ドル高に反応し123円半ばまで揺り戻し。荒い値動きとなっていますが、要人発言の初動はインパクトがあっても持続力はないという定説にはまりそうな感じですね。