9月利上げ遠のく
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- 2016.09.13
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週末にハト派のローゼングレン・ボストン連銀総裁がタカ派的発言に転じたことで米早期利上げ観測が高まる中、昨日も米金融要人が相次いで発言。FOMCのブラックアウトを前にした最後の発言という事も踏まえ注目が集まりました。
FRBが9月利上げをほぼ決めているならばこのタイミングで、市場に強いメッセージを送るはず。特にハト派であるブレイナードFRB理事の発言内容に変化が出るのかが重要でしたが、結果的には従来通り利上げに慎重な姿勢を示しました。これを受けひとまず9月利上げはないとの見方が強まり、前日までの過度なリスク回避は後退し、ドル高も一服しています。
前日急落していたNYダウも買い戻され239ドルの急騰。一方で貴金属は株の上昇に資金を食われ反発も限定的。為替も円高に動いた分、国内価格はマイナスになっています。
FOMCまであと一週間となります。要人発言はもうありませんが、リークや飛ばし記事などが入り乱れる時期。神経質になっている相場は右往左往しそうです。