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- 2018.04.09
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「3月米雇用統計は堅調に推移するも米中関税報復合戦でリスクオフ。」
先週末発表された3月アメリカ雇用統計は市場の事前予想(前月比△18.5万人増)を大幅に下回る△10.3万人増という結果に。
数字だけでみれば予想を大きく下回る結果になり従来であればネガティブサプライズと捉えられてもおかしくありませんが、目下アメリカでの雇用情勢がほぼ完全雇用に近い事や賃金上昇率が引き続き堅調に推移している事がむしろ材料視された事もあり、総じていえば堅調な雇用統計と市場は判断したようですね。
ただし堅調な雇用統計が発表されるも市場の最大の関心事は米中貿易摩擦のリスク。
先週末はトランプ大統領から追加関税実施がアナウンスされると、中国当局者も直ちに反撃するとのコメント。この一連の発言を受けてNY株式市場は主要3指数共に反落し、ダウは前日比572ドル安と大幅反落。
株式相場急落に引っ張られ非鉄相場は先週末全般的に下落し、リスク回避が緩んで売られていた金相場は再び買戻しの動きとなり足元1330ドル台まで上昇。
日替わりで乱高下する相場展開は先週から相変わらず、雇用統計を経ても市場の方向性・視界は不明瞭のままですね。
天気マークの説明
- 1.強基調・上昇
- 2.横ばい・もみ合い
- 3.弱基調・下降
- 4.急騰・急上昇
- 5.急落・急下落
- 6.ジリ高(市況:好調)
- 7.ジリ安(市況:好調)
- 8.ジリ高(市況:低調)
- 9.ジリ安(市況:低調)