真夏の怪談話。トルコリラ急落による通貨通貨危機は出来レース?
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- 2018.08.16
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本日から国内市場参加者が市場復帰となる中、昨晩のLME相場はトルコリラ通貨危機の波にさらされてリスクオフセンチメントが急速に高まり全面安の展開。
LME非鉄相場はここ1~2年トランプ効果でジリ高基調で推移したいわゆるトランプ相場の上昇分を概ね吐き出す程の急落局面となり、
貴金属相場も米中貿易摩擦による株安やドル高で全面安の展開となり金相場は昨晩一時1160ドル台まで下落。
きっかけはまたしてもトランプ大統領によるツイッターが呼び込んだ格好となった今回のトルコリラ急落ですが、以前から投機筋からもエルドアン大統領の経済政策が危険視されていた事は周知の事実。
ただし、このタイミングでどうしても通貨危機リスクを発動させたかった第三者の思惑が見え隠れしている事はある意味、本当にあった真夏の怪談話。
いずれにしてもこれで米国の利上げスキームには大きな“待った!”が入った事は、マーケットにとっても大きな転換点。
お盆休み明けのこのタイミングで大きな潮目が来る事はあまり想定していませんでしたが、非鉄・貴金属相場共にここまで手仕舞いされると冷静に考えればある意味絶好の買い場到来とする見方も出来ますね。
こうなると8月24日にジャクソンホールで行われるFRBパウエル議長の講演は最大級の警戒が必要。
≪本日の主要経済指標発表予定リスト≫
16日 21:30 アメリカ:7月住宅着工件数
16日 21:30 アメリカ:8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
16日 21:30 アメリカ:前週分新規失業保険申請件数
天気マークの説明
- 1.強基調・上昇
- 2.横ばい・もみ合い
- 3.弱基調・下降
- 4.急騰・急上昇
- 5.急落・急下落
- 6.ジリ高(市況:好調)
- 7.ジリ安(市況:好調)
- 8.ジリ高(市況:低調)
- 9.ジリ安(市況:低調)