7月FOMC議事録はタカ派
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- 2014.08.21
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週末のジャクソンホールへの警戒が強まる中、7月FOMC議事録が公開。
「多くの参加者は目標に向けた収束が予想より早いペースで起きた場合、金融緩和を想定時期より早める可能性がある」と、利上げ時期の前倒しを示唆する内容。争点となる労働市場についての見方については、「多くの参加者が、労働市場の現状と、労働力の活用において正常だと判断する水準にはより大きな隔たりがある」との認識を示しました。
まるめると、強い米景気回復を意識しながらも、回復しきれていない労働市場の動向を注視している。強い改善が続けば利上げ前倒しは当然ありあるという事。
従来通りのスタンスを継続してはいますが、利上げ時期の前倒しというワードに反応し、市場はタカ派的内容と受け止めました。
タカ派的FOMC議事録という事でドルが一段高。為替は久々の104円台まで円安が進みましたが、ドル建て貴金属価格は当然下落。金は1280ドル台と最近の底値付近まで下がってきました。ここを抜けるか反発するかはジャクソンホールのイエレンFRB議長発言次第。
地政学的リスクも比較的落ち着いていることもあり、米金融政策の行方待ちです。