7月FOMCはハト派?
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- 2017.07.27
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7月FOMC声明が発表されました。
金利を据え置くとともに、バランスシート縮小については比較的早期に着手するとの考えを示しました。
注目されていたバランシート縮小は、前回の「年内」から「比較的早期」という表現に変更。9月開始に向けより具体的な表現が用いられるかと思われていましたが、やや幅を持たせたという印象。
追加利上げについては触れていませんが、キーとなるインフレについては物価動向を「注視」するとしており、インフレ率の低迷に警戒感を強めているのは間違いないです。
総括としては想定内の内容であり、やや慎重姿勢を強めていますが、これまで示してきたスケジュールに大きな変更はなさそうな感じですね。市場の反応としては慎重姿勢をハト派的と捉え、ドル安・米長期金利低下の動き。
貴金属はFOMCを受け急騰し、金は1260ドルを超えてきました。一方で為替は円高に振れ111円前半。不安定な相場が続きます。