3連休明けの米国は改めてリスク回避
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- 2017.09.06
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特に大きな新規材料のない中、3連休明けとなる米国市場はリスク回避となりました。
北朝鮮情勢が最も大きなリスク要因ですが、これに加え米債務上限問題や、ハリケーン「ハービー」の甚大な被害も市場心理を冷やしています。
また、昨日はブレイナード理事が米インフレ率は目標を大幅に下回っており、FRBは物価上昇に確信が持てるまで利上げに慎重になる必要があると発言。もともとイエレンFRB議長と共にハト派の代表格でもある人なので、現状での利上げ慎重発言は当然ですが、この発言を受けて米国債金利は低下しています。
一時期の強さがなくなってきたNYダウもリスク回避の流れを受け200ドル以上の急落。
ドルは下落し、ドルINDEXは現在92.2付近まで下落。
リスク回避のドル安と貴金属にとっては好環境ですが、さほど大きく動いていません。ここまで急ピッチに買い込まれていただけに、さすがにここからの上値にはもう一段の材料投下が必要でしょう。
一方で、為替は有事の円買いの動きで108円半ばまで円高進行しています。