3月FOMCはハト派だった
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- 2014.04.10
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3月FOMC議事録が公開されました。
FOMC後の記者会見で、イエレンFRB議長が緩和終了から6ヵ月後の利上げというタイムスケジュールを示したことで今回の議事録に対してのタカ派的内容が予想されていましたが、ほとんどの参加者が2015年まで超低金利継続を妥当と判断し、金融引き締めに積極的でないことが明らかになりました。
イエレン発言でハードルが上がっていたこともあり、今回の議事録は好感をもって市場に受け入れられリスクオン。
続落していた米株式は急反発。一方で、貴金属は前日に急騰していたこともあり、上昇要因にも動きませんでした。
為替も貴金属と同様に102円を挟み膠着状態。超低金利維持が確認された米国、追加緩和に含みを持たせる欧州に対し、強気な姿勢を崩さなかった黒田日銀。バランス的には円高要因が強くなってきています。日本株の一人負けも踏まえ、そろそろ黒田総裁のリップサービスも必要だと思いますが・・・。