2015年前半戦はまもなく終了
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- 2015.09.28
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金曜日早朝にイエレンFRB議長講演で年内利上げを再度強調し、さらにその後発表された米第2四半期GDP確報値が+3.9%と速報値+2.3%から大幅上方修正性されたことで、過度なリスクオフが緩和。ドルが買い戻される展開となりました。
ドル高に押され前日急騰していた貴金属は反落。金は1150ドル台から転落しましたが、大きな崩れにまでは至っていません。
大きなイベントが一段落したところで改めて、現状の世界経済では以下の問題が大きく意識されています。
・米国の年内利上げ
・中国・新興国の景気低迷
・欧州難民問題とVW問題
それぞれ複雑に絡み合っている部分もあり、解決には時間が必要です。
日本も他人ごとではなく、黒田日銀の金融緩和も効果切れで消費者物価指数は、緩和前の2013年4月以来となるマイナスで、目標とする2%のインフレ達成は非常に厳しい状況。安保問題で揺れる安倍政権も、重視していたはずの経済対策ではアベノミクス3本の矢は不発。玉切れ感から、追加緩和頼みのような様相を呈していきました。
まもなく2015年度の前半戦が終わります。後半戦も前半同様にボラリティの高い相場が続きそうです。