2013年12月スタート
- UPDATE
- 2013.12.02
- GATEGORY
- OTHER
週末は中国の防空識別圏問題によるリスクの高まりから貴金属に買い戻しが入りましたが、既に米国は連休モードに入っており、影響は限定的。
いよいよ12月がスタート。今週の注目は米雇用統計(12/6)。
市場の最重要課題は米緩和縮小時期であり、今週の米雇用統計での結果が重視される状況です。実際は12月の緩和縮小は難しく、現実的には1月か3月の2択状態であり、今週の雇用統計の結果如何では1月開始の可能性が強まります。いずれにしろあと数カ月で緩和縮小が開始されるという見込みである以上、貴金属の上値も限定的でしょう。
また、要注意なのがECB理事会(12/5)。マイナス金利の導入も噂されるユーロですが、このところの経済指標の改善を受け、今回は見送りムード。しかし、いつも予想を裏切るのが欧州流。サプライズがないとも言い切れません。
2013年はここまで貴金属にとって厳しい年となりました。最後の帳尻合わせはあるのでしょうか?