2013年上半期は強気
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- 2013.01.07
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2013年最初の米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数は前月比15万5000人増とほぼ事前予想通り、失業率は横ばいの7.8%。
3日に公表されたFOMC議事録で、追加緩和に反対する勢力が確認され、さらに2013年中の出口戦略についての主張もあったことで今回の雇用統計の重要性は増していました。
また、今回の雇用統計は前哨戦となるADP雇用統計で雇用者数が21万5000人増と大幅増加していたことで、事前予想よりもかなりハードルが上がった状態で迎えており、事前予想はクリアしたものの、市場の反応はネガティブとなっています。
結論としては、雇用回復は依然鈍く、出口戦略を早期に実施できるような状態にはないということであり、追加緩和期待の後退は時期早々です
貴金属市場も市場の思惑に振り回されています。
金は雇用統計開始前には1,620ドル台まで売り込まれましたが、発表後は1650ドル台に値を戻しています。そして、為替では円の独歩安が止まらず現在88円台。90円をターゲットとして動き続けています。
現状ではドル建て貴金属価格はほぼ底値に近いでしょう。ここからは上がっていくだけ。
為替はいつもならば難しい要因ですが、7月の参議院選までは円安の流れは継続する可能性が高いでしょう。
つまり2013年上半期の貴金属相場は非常に強気!