2012年度終了
- UPDATE
- 2013.03.29
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イタリアでは連立政権樹立のための協議が行われていましたが、合意には至らず。この事態を受け、ナポリターノ伊大統領が直接介入に乗り出すと発表。これで連立がまとまればよいのですが、もしも交渉に失敗した場合は再選挙の可能性が限りなく高まり、大混乱は必至の状況。頼りないイタリア人の良識に期待するしかありません。
一方、キプロスで銀行営業が再開されましたが、懸念されていた取り付け騒動などの大きな混乱はありませんでした。キプロスの危機終息を見越してユーロは買い戻されています。
そして、米国では第4四半期GDPが発表され、前期比0.4%増と市場予想0.5増を下回りました。しかし、市場は改定値の0.1%増からは上方修正されたことを好感しリスクオン。
欧州危機がやや和らいだこともあり、NYダウは再び史上最高値を更新しています。
リスクオンになれば安全資産として買われていた貴金属が売られるのは当然の流れ。金は久々に終値で1600ドルを割り込んでいます。
本日はイースター休暇で米国は休場。
これで2012年度は終了です。年度明けとなる来週はイタリア政局がカギを握ります。また、黒田日銀総裁での初めての会合や米雇用統計も待ち構えています。2013年度はスタートから大荒れの予感です。