2月以来の大相場
- UPDATE
- 2012.11.25
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3連休中の日本。米国も木曜日が感謝祭で祝日となっており、金曜日も短縮取引。
このように市場参加者少ない薄取引の場合は値が飛ぶことが多く、今回もこのケースにはまり、株・商品全面高となって週を越しています。
リスク選好が高まった要因としては、欧米の好材料。
欧州の懸案であったギリシャ支援問題で、障害となっていたIMFとの債務削減目標が緩和され合意に至りました。これにより26日のユーロ圏財務相会合でのギリシャ支援正式決定の可能性が高まったということで、市場は緊張緩和しユーロ上昇。さらにIFO独業況指数の予想以上の改善も後押ししています。
また、米国ではクリスマス商戦スタートとなるブラックフライデーが好結果となり、今年のクリスマス商戦への期待感が高まっています。
貴金属は急騰し、金は1750ドルを越えてきました。プラチナも1600ドル台、銀も34ドル台と一つの壁を越えてきています。
ドル安に振れたにもかかわらず為替は82円台に踏みとどまっており、金は2月以来の大相場となってきました。
ドル建て価格が依然1700ドル台にあり、金が急騰しているという実感はありません。逆に言えば過熱感がなく、さらなる上昇も見込めます。ただ、為替要因での上昇部分はもろいということを忘れてはならないでしょう。年内に5000円台突入が見れるのでしょうか?