再び1400ドル割れ
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- 2013.05.16
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ドル高に押され貴金属は大幅反落。金は再び1400ドル割れとなっています。
昨日は欧州でドイツGDPが予想を下回る悪化。市場のドル高ユーロ安に拍車がかかりました。
そして米国ではこの日発表された経済指数が軒並み悪化。通常ならこれで金融緩和継続期待からドル高に歯止めがかかるのですが、今の市場は違います。
ドルはすぐに持ち直し、株価は史上最高値をまた更新。貴金属はプラス材料にも反応できず、ズルズルと値を下げる展開となりました。
このような展開の時はすべてが弱気材料と取られてしまい理屈抜きで下げます。
金は4月の急落時の底値である1318ドルが意識されていますが、1400ドルを割り込んだ水準になると現物買いの動向が売り方も気にかかります。今のところ現物買いにも一服感が出ており、値頃感にも動きはさほど強くないですね。
買い材料もなく、2番底を試す展開が続きそうです。
日本国内においては、前月の急落時と比べると為替環境が全く違います。
底値1318ドルに突っ込んだ時の為替は96円台と、約6%の円高でした。金価格に換算すると約400円近い数字です。つまり現在の為替状況では金の4500円割れは非常に難しい数字であるという事です。
バーゲンハンターには厳しい為替状況かもしれません。