相場天気予報MARKET FORECAST

昨日は10月FOMC議事録が公開されました。

内容としては大半の参加者が次回12月会合までに利上げに向けた条件が整うと予想していたことが明らかになりました。

既に12月利上げは既定路線となっており、それがさらに強固になったという事で、不確定要素が消化される安心感から市場は好感し、NYダウは急騰。

利上げが天敵の貴金属も、FOMC議事録で利上げペースが緩やかであることが再確認されたため下落は一服。

事ここに至っては12月米利上げが延期になるような事態を市場は望んでいません。貴金属にとっても延期による一時的な上昇を望むよりも、材料出尽くしからの反転を待った方がよい局面。12月利上げ発表でドル高はピークを迎えることが予想されていますが、これは貴金属の底値もそのタイミングで出し切る可能性が高いという事でもあります。

12月FOMC（12月15・16日）まで残り一か月を切っています。