10月スタート
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- 2012.10.01
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10月スタート
中国は国慶節で1週間程お休みということで、市場の注目は欧米の動向。
4日にECB理事会が開催されます。
債務国の支援についてはすでにECBサイドからボールは投げられており、スペンの決断待ちの状態。とはいえ反緊縮デモが欧州で広がりを見せており、その動きは無視できないでしょう。特にオランド仏大統領は緊縮だけでなく成長路線を説いて当選した経緯もあります。危機対応だけでなく、EUの成長戦略についての話をそろそろ聞きたいところです。
また、今週末は米雇用統計が予定されています。QE3は労働市場の改善がみられるまで継続され、状況によっては更なるテコ入れも示唆されています。
雇用統計の結果を市場がどうとらえるのでしょうか?例えば、改善がみられる強い結果となれば、リスクオンとなるのか?それとも追加緩和期待の後退からリスクオフと取られるのでしょうか?雇用統計の結果だけでなく、その後の市場の反応にも注目です。
一方、日本でも民主党が内閣改造し、安住氏から城島氏に財務大臣が変更のこと。城島新財務相は財務・金融経験が一切なし。現在円高は一服しているものの、この先も大した期待は出来そうもありません。
相場は上抜けするとしたらスペインが支援要請に踏み切るかどうか。なければレンジの範囲内で行き来する相場となりそうです。