OPEC減産合意
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- 2016.12.01
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昨日ウィーンで開催されたOPEC総会で石油減産に最終合意。
最終的には減産の旗振り役であるサウジと特例を求めるイランとの対立となりましたが、何とかシェア重視から相場回復を優先する方針で一致できた模様です。
事前合意をまとめることが出来ず、非常に厳しい協議になると見られていただけに、8年ぶりとなる減産合意に至ったことはポジティブサプライズ。また、減産量も日量120万バレルと9月の目標値を引き下げることなく合意できたことも好感されます。
そして、価格カルテルとして無力化したと思われていたOPECの影響力もやや回復することになりますね。
OPECの原油減産合意を受け、市場はリスクオン。
一服していたドルが急騰し、安全資産としての魅力も後退した貴金属は急落。
金は約20ドルの大幅下落で1170ドル付近まで押し込まれています。今週末の米雇用統計などの結果次第では更なる下落も必至の状況となってきました。それでも国内価格は円安の恩恵を受け逆にプラス。なかなか買い場も売り場も来ませんね。