NYダウが再び1000ドルを超える大幅下落
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- 2018.02.09
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NYダウが再び1000ドルを超える大幅下落を記録しました。
昨日は、イングランド銀行が早期利上げを示唆したことで英国金利が上昇し、欧州株が約2%の大幅下落。米長期金利も連れ高になったことから、リスク回避の流れが強まり、NYダウは1週間で2回目となる1000ドルを超える大幅下落となりました。
状況を整理すると、実経済は好調を維持しており、それに伴い世界的に金融政策の正常化を進め始めた段階。これまでの金融緩和から引き締めへの転換にあたり、特に行き過ぎていた米株の高値が修正される局面にあります。
ある程度の調整は想定内でしょうが、それでも実際にNYダウが1000ドルを超える下げを複数回みせたことはインパクト大です。
貴金属はリスク回避から株が売られても、原因が好調な経済状況からの金利上昇という事では資金の流入は限定的。金は前日の下落から反発を見せていますが、戻りは弱い状況。景気連動商品の白金系は続落し、久々にプラチナがパラジウムを上回っています。
揉み合いながら落ち着きを取り戻してくるかと思っていましたが、まだまだ底値を出し切っていないようです。そして、日本は明日から3連休。経験則的に嫌なタイミングです。