FRB金融政策報告書
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- 2018.02.24
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23日にFRBが米議会に半期ごとに提出する金融政策報告書を公表。
米国景気の底堅さを踏まえ段階的な追加利上げが正当化されるとの認識を示しました。
27日に予定されているパウエルFRB新議長の議会証言を前に公表された今回の報告書で、新体制に替わっても粛々と利上げを継続していく姿勢であることを改めて確認。2月初旬に発生した株価の暴落のような事変がなければ、利上げペースが加速していく可能性が強まっているようです。
ただ、タカ派的ともいえるFRB金融政策報告書でしたが、市場の反応は限定的。27日のパウエル議長議会証言を見極めてからということでしょうか?
また、各米連銀総裁から相次いで金融政策についての発言がありましたが、総じては米経済回復を認めながらも利上げペースの加速については慎重な姿勢を示しています。現状ではこれがスタンダードなようですね。
市場は米国景気の底堅さを材料にリスクオン。懸念材料である米長期金利については、利上げ加速に追加材料がなかったことから一服状態が継続しています。
尚、貴金属は様子見の小動きです。