FRBは年内利上げが主流派?
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- 2015.10.13
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市場の利上げ先送り観測が高まる中、FRB要人が相次いで発言。
サプライズとなった9月米雇用統計を受けての変化が注目されます。
フィッシャーFRB副議長は、利上げ開始時期とその後のFF金利誘導目標の調整は、今後の経済動向に大きく左右されるとし、年内利上げについては依然可能性があると述べました。ただ、見通しであってコミットではないとフォローも入れています。
ダドリーNY連銀総裁、ロックハート・アトランタ連銀総裁もフィッシャーFRB副議長同様に年内利上げを支持。
一方で意外に利上げの越年を主張するハト派の声は小さく、エバンス・シカゴ連銀総裁くらい。
イエレンFRB議長も含め、主流派は年内利上げの可能性を未だ残したうえで、今後の情勢を見守るというスタンスですが、市場はFRBメンバーの発言に振り回されず来年の利上げを当て込む見方が強くなっています。
サプライズ的な強い経済指数が出た場合の年内利上げ巻き返しが怖い環境ですね。
利上げ先送り観測に加え中東の地政学的の高まりから貴金属は一段高。金は1160ドル台にまで到達しました。また、VWショックから900ドル割れを試していたプラチナも順調に値を戻し、ついに1000ドル回帰。そろそろ警戒水域です。