FOMC&スコットランド住民投票
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- 2014.09.17
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大きな注目を集めるFOMCがスタート。本日の声明とイエレンFRB議長の会見待ちの市場です。
市場が固唾をのんでFOMCを見守る中、米WSJがFRBの声明で事実上のゼロ金利政策を相当期間続けると報道。大きく早期利上げ観測に傾いていた市場はバランスを取る動きに切り替わり、ドル高は一服。
観測気球なのでしょうか?この報道を完全に信じる訳にはいかないでしょうが、フラットな立場に戻る切掛けとはなりました。しかし、今回は現状維持でやり過ごせても、来月のFOMCはかなり分が悪い状況に違いありません。貴金属もやや反発していますが、仮に現状維持でも一方的な巻き返しを期待するのは難しいでしょう。
今日はスコットランドで英国からの独立を問う住民投票が実施されます。
独立反対派が優勢との事ですが、その差は僅差。予断を許さない状況のようです。
同じような地域独立の目があちらこちらに点在する欧州では他人事ではありません。また、スコットランドを繋ぎ止める為、英国政府はスコットランドへの大盤振る舞いを約束しており、既にこの時点でスコットランドにとっては勝利ともいえる状況です。
しかし、英国政府の思惑通り元のさやに納まったとしても、禍根は残るような気がしますね。