FOMC前の調整相場
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- 2016.12.13
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週末OPECと非加盟産油国が協調減産に合意したことを受け、月曜日の市場はリスクオンスタート。原油高はドル高・米長期金利上昇につながり、圧迫された貴金属は急落。為替も116円まで円安が進みました。
しかし、米時間に入ると市場の様相は一変。FOMCを前にした調整相場となり、ドル高は一服。下げていた貴金属は買い戻され、円も114円台まで押し戻されています。
本日から開催されるFOMCでの利上げはほぼ織り込み済み。市場の関心は今後の利上げペースや、イエレンFRB議長の去就など、FOMC声明及びその後の会見へと移っています。
また、トランプ大統領への期待感からリスクオンが続く市場ですが、急激なドル高は決して米国として歓迎すべき事態ではありません。FOMCでドル高をけん制する可能性があるとの報道も出ています。
FOMCへの憶測で相場は右往左往しますが、結果を受けた市場の動きを見極めることが大切ですね。