相場天気予報MARKET FORECAST

昨日の日銀金融政策決定会合は現状維持の決定。海外経済の景気認識や国内輸出・生産の判断を下方修正し、物価目標の後ずれの可能性も示唆しましたがましたが、日本経済は緩やかに回復していると強気の姿勢は崩さず、黒田総裁はサプライズ緩和にでませんでした。虎の子の追加緩和は米利上げ発表後まで持ち越しという事になりそうです。

本日からのＦＯＭＣを前にした米国では9月ＮＹ連銀製造業景況指数と8月鉱工業生産が発表され、予想を下回る結果となっています。同日発表された米8月小売売上高も予想を下回りましたが、過去2か月分の上方修正で相殺。中国発の世界同時株安という激震があったことを考えれば、やはり米経済は堅調です。

市場はＦＯＭＣの結果待ち。

不透明感が強いとはいえ、市場の大勢は利上げ見送りを当て込んでおり、利上げとなればサプライズで大きな混乱がおきるでしょう。