FOMC・ECB通過も米税制改革が残る
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- 2017.12.15
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昨日はECB理事会が開催され、金融政策の現状維持と、緩やかな金融緩和縮小の方針を確認されました。また、成長・インフレ見通しを引き上げましたが、ドラギECB総裁は慎重な姿勢を堅持していることからユーロは下落となっています。
ハト派的と捉えられたFOMCの余波が残る中、米国で発表された11月小売売上高は予想を上回る改善となったことでドルが反発。その後、共和党上院議員2名が税制改革法案の修正を求めているとの事から、にわかに年内成立への懸念が強まる事態になっています。
市場の反応としては結果的にドルは上げ幅を削りましたが上昇。NYダウは利益確定の売りも入り下落。貴金属も前日の急騰から反落に転じています。
FOMC・ECBというビックイベントは通過しましたが、年内の税制改革法成立という大きな課題が残っている市場。これが決まらない限りすっきりと年を越えられません。